【鬼滅の刃】6巻ネタバレ解説!柱合会議と無惨のパワハラ会議を徹底考察【あらすじ・見どころ】

鬼滅の刃

「鬼滅の刃」の物語が大きく動き出す第6巻。那田蜘蛛山での死闘を乗り越えた炭治郎を待っていたのは、鬼殺隊最強の”柱”たちによる裁判でした。一方で、鬼の始祖・鬼舞辻無惨は、部下である下弦の鬼たちを理不尽に粛清する「パワハラ会議」を開催。人間と鬼、それぞれの組織の在り方が鮮烈に描かれます。

この記事では、『鬼滅の刃』6巻のあらすじと見どころを、ネタバレありで徹底的に解説します!物語の重要な転換点となる本巻の魅力を、余すところなくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

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【見どころ①】鬼殺隊最強戦力”柱”が集結!緊迫の柱合会議

那田蜘蛛山での戦いの後、鬼である禰豆子を連れていた炭治郎は、鬼殺隊本部へ連行されてしまいます。そこで彼を待ち受けていたのは、鬼殺隊の頂点に立つ9人の剣士、「柱」が一堂に会する柱合会議でした。

炭治郎と禰豆子、処刑の危機

鬼殺隊の絶対的なルール「鬼を連れた隊士は斬首する」に則り、柱たちは炭治郎と禰豆子の処刑を一方的に宣告します。その威圧感は凄まじく、特に風柱・不死川実弥は、禰豆子が入った箱を日輪刀で突き刺し、炭治郎を激しく挑発。鬼殺隊の厳格さと、柱たちの鬼への深い憎しみが浮き彫りになるシーンです。

個性爆発!クセが強すぎる柱たち

この柱合会議は、これまで謎に包まれていた柱たちの個性や人間性が一気に明らかになる重要な場面です。

  • 水柱・冨岡義勇:口数少なく誤解されがちだが、炭治郎と禰豆子を守るため、他の柱と対立することも厭わない。
  • 蟲柱・胡蝶しのぶ:常に笑顔を絶やさないが、その裏には深い怒りを秘めている。
  • 恋柱・甘露寺蜜璃:緊迫した状況でも、心の声が「素敵!」「可愛い!」で溢れる天真爛漫な女性。伊黒のネチネチした話し方すら「素敵!」とときめく感性は必見です。
  • 蛇柱・伊黒小芭内:冨岡を執拗に責め立てるなど、粘着質で皮肉屋な一面を見せる。
  • 風柱・不死川実弥:全身傷だらけで、鬼への憎悪を最も剥き出しにする過激派。

彼らの強烈な個性は、「すごい人たちだけど、クセが強すぎる…」と読者に鮮烈な印象を残しました。

お館様の登場と、命を懸けた覚悟

殺伐とした空気を一変させたのは、鬼殺隊の当主「お館様」こと産屋敷耀哉の登場でした。病に侵されながらも、隊士たちを「私の子供たち」と呼ぶその声には、誰もがひれ伏すほどのカリスマが宿っています。

お館様は炭治郎と禰豆子の同行を容認する考えを示し、さらに育手である鱗滝左近次からの手紙を読み上げさせます。そこには、「もし禰豆子が人を襲った場合は、竈門炭治郎および、鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します」という、命を懸けた覚悟が綴られていました。

師と兄弟子の揺るぎない信頼に、炭治郎は涙を流します。この覚悟は、煉獄杏寿郎(炎柱)や宇髄天元(音柱)をはじめ、一部の柱たちの心をも揺さぶりました。

禰豆子の証明と鬼殺隊への加入

それでも納得しない不死川実弥は、自らの腕を切りつけ、鬼が好む「稀血」で禰豆子を誘惑します。しかし、禰豆子は血の匂いに苦しみながらも、ぷいっと顔をそむけ、人間を襲わないことを自ら証明してみせました。

この結果、炭治郎と禰豆子は鬼殺隊に存在を認められ、胡蝶しのぶが管理する蝶屋敷で傷を癒すことになります。

【見どころ②】蝶屋敷での修行と新たな絆

蝶屋敷では、炭治郎、善逸、伊之助が傷を癒し、さらなる強さを求めて「機能回復訓練」に挑みます。

地獄の訓練と「全集中・常中」

那田蜘蛛山での敗北で心身ともにボロボロだった3人。蜘蛛の毒で手足が縮んだ善逸や、「ゴメンネ ヨワクッテ」と落ち込む伊之助の姿は、普段とのギャップで読者の笑いを誘います。

しかし、回復後は地獄の訓練が待っていました。しのぶの継子(つぐこ)である栗花落カナヲとの訓練では、その圧倒的な実力差に炭治郎ですら心が折れかけ、善逸と伊之助は早々に逃げ出してしまいます。

この訓練の鍵となるのが、一日中、全集中の呼吸を維持し続ける**「全集中・常中」**。炭治郎は血の滲むような努力の末にこれを習得し、仲間たちを再び奮い立たせるのです。

カナヲの心を開いた炭治郎の言葉

栗花落カナヲは、幼少期の虐待が原因で自分の感情を失い、指示がなければコイントスで行動を決める少女でした。そんな彼女に、炭治郎は力強く語りかけます。

「頑張れ!! 人は心が原動力だから 心はどこまでも強くなれる!!」

炭治郎のまっすぐな言葉と優しさは、固く閉ざされたカナヲの心を溶かし、彼女が自らの意志で未来を選ぶきっかけを与える、非常に感動的なシーンです。

しのぶの告白「少し…疲れまして」

夜の屋根の上で、炭治郎はしのぶが常に怒りの匂いをさせていることに気づきます。図星を突かれたしのぶは、鬼に殺された最愛の姉・カナエの夢「鬼と仲良くすること」を継ごうとしてきたが、心の底では鬼への憎しみが消えない、と苦しい胸の内を吐露します。

「それでも姉の夢だからと笑顔で…少し…疲れまして」

普段の明るい姿の裏に隠された、彼女の悲しみと覚悟。この切ない告白は、胡蝶しのぶというキャラクターの深みを一気に増し、多くの読者の心を打ちました。

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【見どころ③】恐怖の粛清劇…鬼舞辻無惨のパワハラ会議

炭治郎たちが成長を遂げる一方、鬼の側では衝撃的な事件が起こっていました。下弦の伍・累が倒されたことに激怒した鬼舞辻無惨が、残りの下弦の鬼たちを無限城へ招集したのです。

理不尽すぎる粛清の嵐

美しい女性の姿で現れた無惨は、下弦の鬼たちになぜ弱いのかと問い詰めます。しかし、これは問いかけではありません。彼の思考を読む能力によって、鬼たちは心の中で言い訳や反論を考えただけで、次々と惨殺されていきます。

  • 下弦の肆・零余子(むかご):「誰が喋って良いと言った?」と理不尽に責められ、踏み潰される。
  • 下弦の参・病葉(わくらば):恐怖で逃げ出すも、首を斬られ再生も許されず死亡。
  • 下弦の弐・轆轤(ろくろ):「血を分けてほしい」と懇願するが、「私に指図した」と怒りを買い殺される。

この一方的で非情な粛清劇は、ファンの間で**「パワハラ会議」**と呼ばれ、無惨の冷酷さと恐怖による支配体制を強烈に印象付けました。

唯一の生存者・魘夢、無限列車へ

絶望的な状況の中、ただ一人、**下弦の壱・魘夢(えんむ)**だけが生き残ります。彼は他の鬼が殺されていく様子を「他人の不幸を見るのが大好き」とうっとりと語り、その歪んだ感性が無惨に気に入られました。

無惨から大量の血を与えられ、さらに強力になった魘夢。彼に与えられた次なる任務が、物語の新たな舞台**「無限列車」**へと繋がっていきます。

【鬼滅の刃6巻の結末】無限列車へ!次なる戦いの序章

蝶屋敷での訓練を終え、「全集中・常中」を会得した炭治郎、善逸、伊之助。彼らは心身ともに大きく成長し、新たな任務を与えられます。

それは、短期間に40人以上が行方不明となっている「無限列車」の調査。そこには炎柱・煉獄杏寿郎が先に乗り込んでいるといいます。しのぶから、煉獄なら「ヒノカミ神楽」について何か知っているかもしれないと助言を受けた炭治郎は、新たな希望を胸に、仲間たちと共に不気味な汽車へと乗り込みます。

まとめ:絆と成長、そして決意の物語

『鬼滅の刃』6巻は、柱合会議での厳しい試練、蝶屋敷での仲間との成長、そして無惨の非情なパワハラ会議と、物語のターニングポイントとなる出来事が凝縮された一冊です。

炭治郎と禰豆子の絆が鬼殺隊に認められ、仲間たちと共に新たな強さを手に入れる一方、敵である鬼の側では、より強力な脅威が生まれました。この巻で描かれた全ての出来事が、劇場版でも大きな話題となった**「無限列車編」の激闘へと繋がっていきます。**

キャラクターたちの内面が深く掘り下げられ、物語がさらに加速していく6巻。鬼滅の刃の魅力を再確認できる、必読の巻と言えるでしょう。

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