【アオアシ】39巻徹底解説！「神巻」と呼ばれる理由と見どころ

『アオアシ』39巻は、シリーズでも屈指の熱量を誇る巻としてファンの間で「神巻」と呼ばれるほど注目されています。今回は、アルカス・カップ初戦でスペインの強豪バルサユースと激突したエスペリオンユースの戦いを中心に、物語のあらすじや見どころ、登場キャラクターたちの成長や感動シーンを徹底解説。この記事を読めば、39巻の魅力が丸ごと分かる内容になっています。ネタバレを含む詳細な内容を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

『アオアシ』39巻のあらすじ

絶望の展開から始まる激戦の幕開け：アルカス・カップ初戦、相手はバルサユース

『アオアシ』39巻では、ユース世代最高峰の大会「アルカス・カップ」の初戦が描かれます。東京シティ・エスペリオンユースの相手は、世界的名門・FCバルセロナのユースチーム。国内での経験を引っさげ、エスペリオンがどこまで世界に通用するのかが問われる試合です。

試合は序盤から白熱し、前半を1-1で折り返すも、後半にバルサのエース・デミアンが本領を発揮。彼の圧倒的なスキルと存在感により、エスペリオンは立て続けに失点を喫し、スコアは1-3と苦しい展開へ。

試合中に生まれた“信頼”という新戦力：アシトと阿久津の「対話」が転機に

絶望的な状況下、アシトが試合中に阿久津と短くも濃密な「対話」を交わします。これまで犬猿の仲だった2人ですが、この瞬間に“何か”を共有し始めます。これが試合の流れを変えるきっかけとなり、チーム全体に新たな空気が流れ出します。

戦術理解力が試される！アシトの進化：福田監督の“ピッチ内指揮官”としての抜擢

エスペリオンの福田監督は、試合の鍵となる大胆な戦術を用意していました。それは、阿久津をリベロに据え、栗林をゼロトップに置き、アシトをその両者をつなぐフリーマンとして機能させるというもの。しかし、ピッチに立てない監督の代わりに、それを伝える役を担ったのがアシトでした。アシトはこの戦術を完全に理解し、ピッチ上で仲間に伝えていきます。これは彼が“戦術を理解する選手”として一段階成長した証でもあります。

アシトのスルーパスと視野の広がり：試合を変えるワンプレー

アシトの成長を象徴するのが、後半に見せたスルーパス。ピッチ全体を見渡し、瞬時にベストな判断を下せるようになったアシトは、まさに司令塔としてチームを牽引します。彼のプレーは観客をどよめかせ、チームに再び火をつけました。

阿久津渚の覚醒とリーダーシップ

守備の要としての覚悟と覚醒

アシトと“共有”したものをきっかけに、阿久津も大きく変化します。リベロとしての的確な守備、声掛け、判断力。これまで一匹狼だった彼がチームを鼓舞するその姿は、もはや守備の要というだけでなく、ピッチ上のリーダーそのものでした。

阿久津の得点がチームを再生させる：意表を突いたヘディングシュート

バルサ守備陣が栗林などのFWに集中する中、完全にノーマークとなった阿久津が、アシトのクロスを頭で合わせてゴール。これによりスコアは2-3に。“信頼”から生まれた得点に、読者の多くが感動の声を上げました。

クライマックス連発！見どころ満載の後半戦

竹島・遊馬・秋山…各キャラの活躍も光る：時間稼ぎ・こぼれ球・PKストップ

• 竹島のデミアン対策： 守備に定評ある1年生・竹島が、デミアン相手に冷静な時間稼ぎを見せるプレー。
• 遊馬のシュート→アシトの押し込み： 遊馬のシュートがバーに当たったこぼれ球を、アシトが押し込み3-3に追いつく。
• 秋山のPKストップ： 試合終了間際、富樫のファウルで与えられたPKを、GK秋山が渾身のセービングで止め、スタジアムが沸く。

“王を討つ”アシトの覚悟と未来への期待：スタミナ限界の中、宣戦布告

試合終盤、アシトはスタミナ切れを起こしながらも、デミアンに対して「王を討つ」と宣言。ここにきて、彼のメンタルの成長と覚悟が際立ちます。読者の中には、この一言に鳥肌が立ったという声も多く、まさにシリーズのクライマックスを象徴する場面です。

まとめ：「神巻」との評価も納得！39巻は『アオアシ』の転換点

『アオアシ』39巻は、単なるサッカー漫画の枠を超え、戦術理解・人間関係・心理描写の三拍子が揃った名作巻です。エスペリオンユースが1-3の絶望的な状況から、アシトと阿久津の信頼を起点に同点へと持ち込む展開は、読者の心を大きく揺さぶりました。

アシトの戦術理解力と視野、阿久津の覚醒とリーダーシップ、秋山や竹島といったサブキャラの活躍…すべてが噛み合い、チームが“個”から“チーム”へと進化していく姿は見応え十分です。

また、次巻である40巻では試合の決着と、アシトのさらなる成長が期待されます。読者の多くは「引き分けではなく、泥臭くても勝ってほしい」との声を上げており、物語はまさに最終局面に差し掛かっています。

この39巻は、まさに『アオアシ』の新章を告げる重要な一冊。まだ読んでいない方は、ぜひ手に取って、エスペリオンの奇跡の反撃劇を目撃してください。