【鬼滅の刃】12巻 ネタバレ徹底解説!刀鍛冶の里編のあらすじと見どころ

鬼滅の刃

『鬼滅の刃』11巻での遊郭編の壮絶な戦いを終え、物語は新たな局面へと突入します。『鬼滅の刃』12巻は、激戦を乗り越えた炭治郎が、鬼殺隊の秘密の拠点である**「刀鍛冶の里」を舞台に、新たな仲間との出会いと、さらなる上弦の鬼との苛烈な戦いを繰り広げる、まさに見どころ満載**の一冊です。

本記事では、この『鬼滅の刃』12巻のあらすじや見どころを、ネタバレを含めて徹底的に解説し、読者の皆さんが物語をより深く楽しめるよう、その魅力をお伝えします。

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怒り渦巻く上弦集結!無惨の新たな命令とは?

『鬼滅の刃』12巻の冒頭は、異例の事態から幕を開けます。それは、113年ぶりに上弦の鬼が欠けたことに対する、鬼舞辻無惨の激しい憤りです。

遊郭編で炭治郎たちが上弦の陸・妓夫太郎と堕姫を倒したことで、鬼の勢力図に大きな変化が訪れました。無惨は残る上弦の鬼たち―上弦の壱・黒死牟、上弦の弐・童磨、上弦の参・猗窩座、上弦の肆・半天狗、上弦の伍・玉壺―を、自らの拠点である無限城に集結させます。

この**「上弦会議」では、鬼たちの強烈な個性と不穏な関係性が描かれます。特に、上弦の参・猗窩座が上弦の弐・童磨の頭を唐突に斬りつける場面は、彼らの間の激しい序列争いと狂気を象徴しています。無惨は、この113年ぶりの「変化」を許せず、自身の絶対的な支配者としての性質を露わにします。そして、鬼たちに対し、太陽を克服するために必要な「青い彼岸花」の捜索と、鬼殺隊の本拠地である産屋敷家の壊滅**を急ぐよう、改めて厳命を下すのでした。

刀鍛冶の里へ!炭治郎の回復と新たな出会い

上弦の陸との死闘を制した炭治郎ですが、その代償は大きく、約2ヶ月間も意識不明の状態が続きました。意識を取り戻した炭治郎を待っていたのは、戦いで刃こぼれしてしまった日輪刀の問題でした。担当の刀鍛冶である**鋼鐵塚(はがねづか)**は、刀を破損させた炭治郎に激怒し、修理を拒否するだけでなく、呪いの手紙まで送りつけてきます。

新たな刀を打ってもらうため、炭治郎は鋼鐵塚に直接会うべく、鬼に場所を知られないよう厳重に警備された**「刀鍛冶の里」へと向かいます。里に到着した炭治郎は、そこで個性豊かな仲間たちと出会います。まず、露天風呂で恋柱・甘露寺蜜璃**と遭遇。彼女の明るく天真爛漫な人柄は、激戦で疲弊した炭治郎の心を癒します。

また、同期の鬼殺隊士である不死川玄弥とも再会しますが、彼は「話しかけんじゃねぇ」と炭治郎を突き放し、抜けた歯がすぐに生え変わるなど、謎めいた様子を見せます。

霞柱・時透無一郎の登場と「縁壱零式」の特訓

刀鍛冶の里で、炭治郎は新たに霞柱・時透無一郎と出会います。当初の時透は、里の子供である小鉄に「鍵」を渡すよう冷徹に迫り、従わないと見るや殴りつけるなど、非常に厳しい一面を見せます。刀を作る職人への尊敬を欠くその態度に、炭治郎は強く反発しますが、逆に殴られて気絶させられてしまいます。

時透が探し求めていた鍵は、戦闘訓練用のからくり人形**「縁壱零式(よりいちぜろしき)」のものでした。この人形は、戦国時代の伝説的な剣士・継国縁壱をモデルにしており、人間を凌駕する力を持つ6本の腕を備えています。炭治郎はこの人形の顔に見覚えを感じ、小鉄はそれを「記憶の遺伝」**によるものだと示唆します。これは、人間が世代を超えて思いや記憶を繋いでいくという、鬼にはない力であり、物語の重要なテーマの一つです。

時透との訓練で壊れてしまった縁壱零式を10歳の刀鍛冶・小鉄が修理し、今度は炭治郎が特訓に挑むことになります。小鉄は炭治郎の弱点を正確に分析し、「絶食、絶水、絶眠」という死に物狂いの過酷な特訓を課します。この常軌を逸した特訓の末、炭治郎は匂いで相手の次の攻撃を予測する能力を開花させるなど、驚異的な成長を遂げるのです。

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刀鍛冶の里、襲撃!上弦の鬼との激闘の予兆

小鉄との過酷な特訓の末、炭治郎が縁壱零式に渾身の一撃を繰り出すと、人形の頭が外れ、その中から300年前のものとされる錆びた刀が姿を現します。そこへ、山籠もりをして体を鍛え上げた筋骨隆々の鋼鐵塚が現れ、その刀を研ぐことを引き受けます。

しかし、平穏な時間は長くは続きません。炭治郎が修行に励む中、ついに刀鍛冶の里の場所が鬼に知られてしまいます上弦の伍・玉壺上弦の肆・半天狗という二体の強力な鬼が、里を襲撃するのです。炭治郎も時透も、目視するまで鬼の存在を察知できないほどの奇襲を受けます。

時透が無一郎が半天狗の首を斬ると、鬼は**積怒(せきど)と可楽(からく)**の二体に分裂し、強力な血鬼術で攻撃を開始します。可楽は天狗が持つような扇で時透を吹き飛ばし、積怒は錫杖から稲妻を放ち、炭治郎を意識不明の寸前まで追い込みます。絶体絶命のピンチの中、屋根の上から不死川玄弥が銃を構えて積怒を狙うなど、新たな戦いが幕を開けます

まとめ:『鬼滅の刃』12巻で描かれる希望と絶望の交錯

『鬼滅の刃』12巻は、激動の遊郭編から物語が新たな局面へと突入する、極めて重要な一冊です。物語は、113年ぶりに上弦の鬼が倒されたことに激怒する鬼舞辻無惨が、残りの上弦の鬼たちを無限城に集結させる緊迫の場面から始まります。無惨が「変化」を嫌う絶対的な独裁者として描かれる一方で、鬼殺隊は**「思いを繋ぎ、成長していく」**という対比が鮮明に描かれ、作品の根幹をなすテーマが示されます。

主人公・炭治郎は、遊郭での激戦で刀を破損させ、新たな刀を求めて厳重に隠された刀鍛冶の里へと向かいます。里では、恋柱・甘露寺蜜璃、霞柱・時透無一郎といった個性豊かな柱たちや、同期の不死川玄弥と出会い、彼らとの交流を通じて物語に新たな深みが加わります。

特に、伝説のからくり人形**「縁壱零式」との死に物狂いの特訓は、炭治郎を飛躍的に成長させます。小鉄との過酷な訓練を経て、彼は匂いで敵の動きを予測する新たな能力を開花させ、上弦の鬼と対峙するための大きな一歩を踏み出します。また、人形の中から発見された300年前の刀は、炭治郎と「日の呼吸」との因縁をさらに深める重要な伏線**となります。

物語のクライマックスでは、上弦の伍・玉壺上弦の肆・半天狗が刀鍛冶の里を襲撃し、壮絶な戦いの火蓋が切られます。この巻は、炭治郎の人間的な成長、新たな仲間たちとの絆の形成、そしてこれまで以上に強力な鬼との戦いの始まりが凝縮されており、今後の物語の展開への期待を最大限に高める、まさに見どころ満載の一冊と言えるでしょう。

次の展開が気になる方は、ぜひ「刀鍛冶の里編」を読み進めてください!

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