【呪術廻戦】24巻徹底解説:伏黒恵を襲う最悪の絶望と、宿儺の冷酷な目論見

漫画

2023年10月4日に発売された『呪術廻戦』コミックス第24巻(第209話〜第217話収録)。副題に「呪胎戴天-再帰-」を冠した今巻は、物語の前提を根底から覆すシリーズ最大級の衝撃作となりました。

表紙を飾るのは、物語の鍵を握る「天使」の受肉体・来栖華。本記事では、死滅回游がさらなる混沌へと突き進む24巻のあらすじと、読者を震撼させた重要シーンを徹底分析します。

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1. 死滅回游の変貌:軍隊の介入と「呪力」の飽和

物語の幕開けは、死滅回游の結界(コロニー)内への外国軍の進軍という予想外の事態から始まります。

  • エネルギー利権の争奪: 非術師から呪力を抽出し、新たなエネルギー源として利用しようとする国際社会の思惑。
  • 大量虐殺の罠: しかし、軍人たちは結界内の強力な呪霊たちの餌食に。彼らの死によって膨大な呪力が供給され、羂索(けんじゃく)の目論む「同化」への準備が加速します。

単なる術師同士のバトルから、国家レベルの陰謀へとスケールが拡大し、緊張感は一気に最高潮へ達します。

2. 伏黒恵の絶望:姉・津美紀の正体と「宿儺」の受肉

多くのファンが最も衝撃を受けたのは、伏黒恵を襲う容赦ない悲劇でしょう。

姉・津美紀の真実

伏黒が命がけで救おうとしていた姉・津美紀。しかし、彼女の肉体はすでに千年前の術師**「万(よろず)」**によって乗っ取りられていました。彼女は宿儺に歪んだ愛を抱く狂信的な術師であり、伏黒の希望は無残にも打ち砕かれます。

宿儺による「完全支配」

さらに最悪の事態が重なります。宿儺は虎杖との「縛り」を利用し、隙を突いて伏黒恵の体を新たな依代(よりしろ)として乗っ取りました。

宿儺は伏黒の自我を完全に封じ込めるため、ある冷酷な計画を実行に移します。それが、伏黒の心にトドメを刺すための「実姉(の体を持つ万)の殺害」です。

3. 宿儺(伏黒)vs 万(津美紀):皮肉な因縁の対決

仙台コロニーを舞台に、最悪の兄弟喧嘩とも言える「因縁の対決」が幕を開けます。

  • 「十種影法術」の真価: 宿儺は伏黒の術式を完璧に使いこなし、最強の式神「八握剣異戒神将魔虚羅(まこら)」を召喚。
  • 残酷な儀式「浴」: 宿儺は裏梅の用意した「浴」に浸かり、魔の器としての完成度を高めます。

伏黒が大切にしていた術式で、伏黒が最も愛した姉を殺す――。宿儺の**「徹底した悪辣さ」**が際立つバトルシーンは必読です。

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4. 虎杖悠仁と禪院真希:絶望の中の「希望」

親友を無残に奪われ、目の前で地獄のような光景を突きつけられた虎杖悠仁は、あふれ出す怒りとともに、これまでを遥かに凌駕する驚異的な進化を見せます。

  1. 虎杖の異常な身体能力の覚醒: 宿儺に「やはり、あの時期(羂索)の造ったものは不気味だ」と確信させるほどの、人知を超えたパワーとタフネスを発揮します。ビルを蹴り崩し、宿儺の放つ斬撃を正面から受けてなお進撃を止めないその姿は、まさに執念の化身。宿儺ですら、予想を上回る虎杖の成長速度に一瞬の動揺を見せます。
  2. 真希との超絶的な共同戦線: 呪力を完全に脱ぎ捨て、「フィジカルギフテッド」の極致に至った禪院真希が参戦。呪力を持たない彼女と、爆発的な呪力出力を誇る虎杖のコンビネーションは、宿儺という絶対強者を相手に一時的ながら圧倒するほどの連携を見せます。二人の打撃は空気を震わせ、宿儺を確実に追い詰めていきます。

伏黒の魂が内側から必死の抵抗を続け、宿儺の呪力出力を著しく低下させているという千載一遇の好機。二人はその隙を逃さず、持てる全ての力を注ぎ込んで必死の救出劇を試みます。しかし、宿儺は氷山(裏梅の術式)によって戦場を凍結させ、冷酷にもその場を離脱。虎杖の手には、届きそうで届かなかった親友への悔恨だけが残されました。

5. 来栖華と「天使」:宿儺(堕天)への切り札

本巻で物語の決定的な鍵としてクローズアップされたのが、来栖華と彼女の内に宿る「天使」の関係です。

  • あらゆる術式を消滅させる「邪去(じゃこ)の梯子」: 天使の術式は、結界術や呪物による受肉さえも無効化し、消滅させる極めて希少な能力です。五条悟が幽閉されている「獄門疆」の解呪はもちろん、最強の敵である宿儺(堕天)を現世から排除し得る唯一の希望として、高専側の戦略において最重要の役割を担っています。
  • 伏黒への一途で淡い恋心: 来栖は幼少期、絶望的な状況下で伏黒恵に救われたという過去を持っています。彼女にとって伏黒は単なる協力者ではなく、「運命の人」とも呼べる特別な存在でした。その献身的な愛情こそが、彼女が戦いに身を投じる最大の原動力となっています。

しかし、この「あまりに純粋な想い」が、残酷にも最悪の結果を招きます。宿儺は伏黒の肉体と記憶を介して、来栖の彼に対する深い情愛を完全に理解していました。宿儺は伏黒の声を使い、意識を取り戻したふりをして彼女を油断させるという、卑劣極まりない演技を披露します。「天使」の警告も届かぬほど、伏黒を救いたい一心で駆け寄った来栖。その真っ直ぐな共感と愛着こそが、宿儺という絶対悪の奸計に嵌まる致命的な隙となってしまったのです。

【まとめ】24巻の見どころと今後の展望

『呪術廻戦』24巻は、読者の予想を裏切り続ける、まさに**「地獄の底が見えない」**怒涛の展開が連続する巻でした。これまでの死滅回游での苦闘が、宿儺という絶対的な悪の介入によって一瞬でさらなる絶望へと塗り替えられていく様は圧巻です。

▼ 24巻の重要ポイントまとめ

  • 宿儺が伏黒恵に完全受肉: 主人公の肉体から離れ、より強力な術式を持つ伏黒へと乗り換えた宿儺。この事態により、高専側は最強の敵に「救うべき仲間」の肉体を使われるという、極めて困難な二択を迫られることになります。
  • 伏黒津美紀(万)の死: 宿儺は伏黒の自我を殺すため、あえて姉の体を使って戦い、その命を奪いました。この行為が伏黒の魂に与える影響は計り知れず、今後の再起の可能性に暗い影を落としています。
  • 虎杖悠仁の出自と底知れぬ力: 宿儺を失ってもなお、驚異的なパワーを見せる虎杖。羂索が彼を「器」として造り出した理由、そして宿儺ですら忌避するその出生の秘密が、物語の核心に迫りつつあります。
  • 「現代最強vs史上最強」へのカウントダウン: 宿儺が完全復活を遂げ、五条悟の封印解除に向けた準備も整いつつあります。24巻は、物語が最大級の決戦へと突入する直前の、静かなる爆発を感じさせるターニングポイントとなりました。

宿儺は伏黒の肉体を完全に手に入れ、かつての支配力を取り戻しました。五条悟の封印解除が目前に迫る中、物語はついに全人類の運命を左右するクライマックスへと加速していきます。果たして虎杖たちは、精神の奥底に沈められた伏黒を救い出すことができるのか。絶望の淵に立たされた彼らの、決死の反撃が始まろうとしています。

まだ読んでいない方は、ぜひその目で「呪いの王」の圧倒的な非情さと、それに立ち向かう少年たちの執念を目撃してください。

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