『呪術廻戦』コミックス第22巻(2023年3月3日発売)は、物語の大きな転換点となる一冊です。表紙を飾るのは、決意の表情を浮かべる禪院真希。その小指には、亡き妹・真依との絆を感じさせる赤い糸が結ばれています。
第191話から第199話までを収録した本巻では、死滅回游の「桜島結界(さくらじまコロニー)」を舞台に、真希の完全なる覚醒が描かれます。かつての宿敵・禪院直哉との因縁の再戦、そして突如現れた謎の泳者たち。息をもつかせぬ展開を詳しく紐解いていきましょう。
1. 宿命の再戦:マッハ3の呪霊・禪院直哉
本巻のメインディッシュは、呪霊として転生した禪院直哉との激闘です。
真希に殺害された怨念によって呪いとなった直哉は、生前の術式「投射呪法」を極限まで進化させ、マッハ3という圧倒的な速度で襲いかかります。芋虫のような呪胎から成体へと進化するその姿は、真希への異常なまでの執着とプライドの塊です。
迎え撃つ真希と加茂憲紀は、目にも止まらぬ超高速戦闘に翻弄されます。特に加茂は、家督を奪われすべてを失った絶望の中にありながらも、真希をサポートするために命を賭した戦いを見せます。
2. 覚醒の鍵を握る「変態」たち:大道鋼と三代六十四
絶体絶命の窮地、戦場に乱入したのは、これまでの『呪術廻戦』の常識を覆すユニークな泳者(プレイヤー)たちでした。
- 大道鋼(だいどう はがね): 呪力を持たずとも、刀一本で呪霊を両断する伝説の剣豪。
- 三代六十四(みよ ろくじゅうし): 相撲のことしか頭にない「相撲狂い」。
特に三代の展開する領域内での「相撲」が、真希に劇的な変化をもたらします。一切の雑念を捨て、ただ肉体と向き合う相撲を通じて、真希は自分に足りなかった「何か」に気づきます。
3. 「禪院甚爾」の再来。真希が到達した究極の境地
三代との対話を経て、真希はついに**禪院甚爾(パパ黒)**と並ぶ、あるいは凌駕する境地へと到達しました。
- 天与呪縛の真髄: 周囲の空気の密度や温度差さえも感知し、マッハ3の速度すら「予知」に近いレベルで捉える戦闘本能。
- 釈魂刀(しゃっこんとう)の解放: 魂を切り裂く真依の形見を完全に使いこなし、無敵と思われた直哉を圧倒します。
このシーンの描写は、まさに「鳥肌もの」。読者が待ち望んだ、真希の完全覚醒がここに完結します。
4. 加茂憲紀の再起:シリアスとユーモアの交差
本巻の隠れた主役といえるのが、加茂憲紀です。羂索(けんじゃく)に居場所を奪われ、アイデンティティを喪失した彼が、真希の背中に何を見たのか。
また、決意の表れとして自ら髪を切るシーンでは、まさかの「角刈り」になってしまうというシュールなユーモアも健在。重厚なバトルが続く中で、芥見下々先生らしい緩急の効いた演出が光ります。
5. 終盤の展開と今後の伏線
物語の終盤では、死滅回游を終わらせる鍵となる存在**「天使」こと来栖華**が本格的に登場します。五条悟の封印解除に向けた希望が見え始める一方で、物語はさらなる混迷へと突き進んでいきます。
巻末おまけの「呪術師の義務に関する覚書」も、ファンなら必読の重要設定です。
まとめ:真希の「覚悟」を見届けろ!
『呪術廻戦』22巻は、禪院真希というキャラクターがひとつの完成形に至る、ファンにとって非常に満足度の高い一冊です。
- 圧倒的なバトルの臨場感
- 新キャラクターによる予測不能な展開
- 加茂憲紀の再起と成長
もしまだ読んでいないなら、この「覚醒」の瞬間をぜひその目で確かめてください。あなたの推しキャラが、また一人増えることになるかもしれません。
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最新巻の展開を追いたい方は、ぜひ書店や電子書籍で22巻を手に取ってみてください。物語はここから、さらに加速します!
