京都姉妹校交流会から「起首雷同編」へ。呪術師たちの成長と試練の軌跡。
『呪術廻戦』第7巻(第53話〜第61話収録)は、予測不能な「京都姉妹校交流会編」の結末から、一年生トリオの絆が試される「起首雷同編」へと物語が大きく動きます。
表紙を飾るのは、後の物語で重要な鍵を握る脹相(ちょうそう)。シリアスな死闘と、芥見下々先生らしいキレのあるギャグが絶妙に融合した、ファン必読の一冊を詳しく解説します。
『呪術廻戦』第7巻のあらすじ(ネタバレあり)
1. 嵐のあとの野球大会:呪術師たちの意外な素顔
激戦を繰り広げた交流会の2日目は、まさかの野球大会から始まります。五条悟が独断で決めたこのイベントでは、普段は見られないキャラクターたちのコミカルな一面が爆発します。特に、冷静な歌姫が野球に熱中し感情を露わにする姿は、激しいバトルが続く中での貴重な癒やしシーンです。
2. 奪われた呪物と「起首雷同編」の開幕
交流会の裏で、特級呪霊・花御らによって「宿儺の指」と特級呪物「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」が奪われていたことが判明。不穏な空気が漂う中、虎杖・伏黒・釘崎の一年生トリオに新たな任務が下ります。
舞台は伏黒の母校、八十八橋(やそはちばし)。そこで彼らを待ち受けていたのは、受肉した呪胎九相図の兄弟、壊相(えそう)と血塗(けちず)。そして、伏黒の姉・津美紀に迫る呪いの影でした。
第7巻のここが熱い!5つの見どころ
① 伝説の「野球回」:芥見先生のギャグセンスが炸裂
呪術戦の緊張感をあえて壊すような「野球回」は、ファンからの人気も高いエピソードです。
- 見どころ: 選手紹介のテロップに隠された小ネタや、東堂への手厳しい扱いなど、キャラクターの人間性が深掘りされています。
② 伏黒恵の覚醒:未完成の領域展開「嵌合暗翳庭」
八十八橋の死闘で、伏黒は自身の殻を破ります。「不完全でもいい、今出せ」という覚悟とともに放たれた領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」。宿儺すらも感嘆させるその成長は、本作最大のハイライトです。
③ 釘崎野薔薇の真髄:虎杖との共闘と「黒閃」
呪胎九相図の兄弟に追い詰められた釘崎は、極限状態で**黒閃(こくせん)**を放ちます。
- ポイント: 痛みすら武器にする彼女の執念と、虎杖との息の合ったコンビネーションは、一年生の絆の深さを証明しています。
④ 呪胎九相図の悲劇:ダークファンタジーの深淵
150年前、加茂憲倫によって繰り返された「九度の懐妊と堕胎」。その末に生まれた兄弟たちの背景は、あまりにも残酷です。
- 深み: 彼らが持つ強い「兄弟愛」は、単なる悪役として片付けられない複雑な感情を読者に抱かせます。
⑤ 一年生トリオの絆:信頼から生まれる強さ
「言いたくないなら言わなくていい」。伏黒の個人的な事情を深く追及せず、それでも共に戦う虎杖と釘崎。三人の「対等な信頼関係」が、物語の重厚さを支えています。
読後の感想:混沌の中で輝く「若き才能」
第7巻は、キャラクターのパワーアップが凄まじい巻です。笑える野球回から始まり、最後には「領域展開」や「黒閃」といった呪術の奥義が飛び交う展開に、ページをめくる手が止まりません。
特に**「自分を低く見積もっていた」伏黒の変化**は、読者に大きなカタルシスを与えてくれます。一年生たちの成長が、今後の凄惨な戦いにどう影響していくのか——その期待を加速させる一冊と言えるでしょう。
次の展開が気になる方へ
伏黒の覚醒、そして呪胎九相図の兄弟との戦いの決着はどうなるのか?
物語の続きが描かれる第8巻では、さらに衝撃的な過去編へと繋がっていきます。
あなたの好きなシーンはどこですか?
ぜひ、コミックスを手に取って、迫力の描写をその目で確かめてみてください。
