アニメ化でも大きな反響を呼んだ**『呪術廻戦』第4巻**。本作は、物語のシビアさを決定づけた「幼魚と逆罰編」の完結と、新たな強敵がひしめく「京都姉妹校交流会編」の序盤を収録した、まさに物語の転換点と言える一冊です。
最強の呪術師・五条悟が表紙を飾る第4巻の見どころを、ネタバレを含めて詳しく解説します。
『呪術廻戦』第4巻のあらすじ:光と影の交錯
第4巻は、虎杖悠仁の精神を根本から揺さぶる過酷な事件から幕を開けます。
1. 幼魚と逆罰編:救えなかった命と虎杖の怒り
呪いによる連続殺人事件を追う中で、虎杖は映画好きの少年・吉野順平と出会います。二人は孤独な心を寄せ合い、友情を育むかに見えましたが、その裏では特級呪霊・**真人(まひと)**の狡猾な罠が進行していました。
真人は、いじめに苦しむ順平の憎悪を巧みに煽り、彼を虎杖と対峙させます。虎杖は必死に説得を試み、一度は順平の心に光が灯りますが、その希望は無慈悲にも打ち砕かれます。
- 衝撃の結末: 真人の術式「無為転変」により、順平は虎杖の目の前で醜い改造人間へと変えられ、命を落とします。
- 宿儺の冷酷さ: 虎杖は宿儺に「順平を治してくれ」と懇願しますが、宿儺と真人はそれをあざ笑います。ここで虎杖は、呪いの底知れない悪意を思い知らされることになります。
2. 京都姉妹校交流会編:不穏な暗殺計画
激闘を経て日常に戻った虎杖を待っていたのは、伏黒恵や釘崎野薔薇ら仲間との再会……だけではありませんでした。
呪術界の保守派筆頭・楽巌寺学長は、京都校の生徒たちに**「宿儺の器(虎杖)の抹殺」**を命じます。そんな中、規格外の怪物・東堂葵が登場。圧倒的なパワーで東京校の面々に襲いかかります。
第4巻の注目ポイント:ここが「神回」と呼ばれる理由
① 吉野順平の死が描く「呪術廻戦」のリアリティ
少年漫画のセオリーであれば「間一髪で救われる」展開が多い中、本作は徹底して**「理不尽な死」**を描きました。この残酷な展開こそが、本作が大人からも支持される深みとなっています。
② 七海建人の「大人の矜持」
「労働はクソ」と言い切る脱サラ呪術師・七海建人(ななみ けんと)。彼は、戦場にあってなお虎杖を「子供」として守り通します。
- 名言の宝庫: 「君はまだ子供です。導くことは私の義務だ」という姿勢に、多くの読者が心を打たれました。
- 術式の迫力: 7:3の比率で弱点を作り出す「十劃呪法(とおかくじほう)」の戦闘シーンは見応え抜群です。
③ 真人の進化と「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」
真人の領域展開が初披露されるのもこの巻です。
魂の形を強制的に変える「無為転変」を必中させる領域の恐ろしさ、そしてそこに干渉した宿儺とのヒリつくようなパワーバランス。呪いの頂点を決める戦いの格の違いが示されます。
④ 新キャラ・東堂葵の圧倒的インパクト
「どんな女が好みだ?」という問いと共に現れる東堂。彼の登場により、物語は一気にバトルの熱量を増していきます。単なるパワーキャラではない、彼の特異なキャラクター性は物語を大きく動かすスパイスとなります。
読者の感想:絶望と興奮の連続
第4巻を読んだ読者からは、以下のような声が多く寄せられています。
- 「順平の話が辛すぎて、しばらく立ち直れなかった……」
- 「ナナミンがかっこよすぎる。こんな上司が欲しかった」
- 「絶望的な展開から交流会編への切り替えが完璧。続きが気になりすぎる!」
まとめ:虎杖悠仁が進む「呪い」の道
『呪術廻戦』第4巻は、虎杖が「正しい死」を問い、呪術師としての覚悟を固める最重要エピソードが詰まっています。
- 未読の方へ: この巻を読まずして『呪術廻戦』は語れません。衝撃に備えて読み進めてください。
- 既読の方へ: 改めて読み返すと、後の展開に繋がる宿儺の動向や東堂の言動など、新たな発見があるはずです。
物語はさらに加速する「交流会」へ。虎杖を狙う京都校の魔手、そして呪霊たちの暗躍。次巻以降の熱い展開からも目が離せません!
