【チェンソーマン】3巻 ネタバレあらすじ！永遠の悪魔との死闘と姫野の死…衝撃展開を徹底解説

『チェンソーマン』3巻は、息もつかせぬ展開の連続で、ファンの間でも「神巻」と名高い一冊です。永遠の悪魔との常軌を逸した戦い、そして仲間を襲う突然の悲劇…。

この記事では、3巻の衝撃的なネタバレあらすじから、姫野の死が遺したもの、マキマの謎めいた伏線まで、物語の核心に迫ります。

絶望と狂気の中でデンジが見せる”人間らしさ”とは？3巻を読んだ人も、これから読む人も、物語の深みを120%楽しめる徹底解説です！

『チェンソーマン』3巻の基本情報（発売日・収録話）

発売日	2020年2月4日
収録話	第17話「京都より」～第25話「銃の音」（全9話）
主な内容	永遠の悪魔編（クライマックス）、刺客編（序盤）

物語は、デンジたち公安特異4課がホテルに巣食う「永遠の悪魔」に閉じ込められる場面からスタート。息詰まる心理戦と壮絶なバトルを経て、事態は公安デビルハンターそのものを標的とした、より大きな事件へと発展していきます。

ネタバレ①：永遠の悪魔との終わらない死闘【デンジの狂気が炸裂】

「永久機関が完成しちまったなアア〜〜!!」狂気と覚悟のゴリ押し戦法

ホテル内に閉じ込められ、脱出の条件として「デンジの心臓」を要求する永遠の悪魔。仲間たちが絶望し、疑心暗鬼に陥る中、デンジが放った一言はシンプルでした。

「死なない敵には死にたくなるまで痛みを与えればいい」

この狂気に満ちた発想こそ、デンジの真骨頂。彼は3日間不眠不休で自らの血を飲みながらチェンソーを回し続け、永遠の悪魔を文字通り「根負け」させます。

この戦い方は、人間性を失っているように見えて、実は「何としてでも生き延びる」という最も原始的で人間らしい生存本能の表れ。読者に強烈なインパクトを与えた、3巻最大の見どころです。

極限状態でむき出しになる仲間たちの本性

閉鎖された空間は、キャラクターたちの本性を容赦なく暴きます。

• コベニ：恐怖のあまり錯乱し、デンジを殺そうとナイフを向ける。
• 姫野：パニックになりながらも、アキを守るためにアキにデンジを殺させようと提案する。
• アキ：仲間を守るため、寿命を削る「呪いの悪魔」の刀を抜こうと葛藤する。

この極限状態でのそれぞれの選択が、キャラクターの人間性や背景を深く描き出し、物語に奥行きを与えています。

ネタバレ②：姫野との”ゲロキス”事件【デンジの初恋の行方】

デンジのファーストキスは「ゲロの味」

永遠の悪魔を倒した後、姫野は約束通りデンジにキスをします。しかし、泥酔していた姫野は、キスの最中にデンジの口の中に嘔吐してしまうという衝撃の展開に…。

「ファーストキスの味はゲロの味……」

このあまりにも有名なセリフは、単なるギャグシーンではありません。過酷な任務で心身ともに消耗しきったデビルハンターたちの日常を象徴する、切なくもおかしい名場面です。

「好き」って何だ？デンジの感情の芽生え

この”ゲロキス”をきっかけに、デンジは初めて「誰かを好きになる」という感情について考え始めます。

「胸を揉みたい」という単純な欲望で動いていたデンジが、**「マキマさんと姫野先輩、どっちがいいんだろう」**と真剣に悩む姿は、彼の人間的な成長を感じさせる重要なターニングポイントと言えるでしょう。

ネタバレ③：公安特異4課、壊滅【姫野の死とアキの絶望】

永遠の悪魔との戦いを終え、一息つく間もなく、公安特異4課は「銃の悪魔」に協力する者たちの襲撃を受けます。物語の雰囲気は一変し、読者は絶望の淵に突き落とされます。

突然の悲劇、姫野の死

デンジを守るため、姫野は自らの全てを捧げて「幽霊の悪魔（ゴースト）」の力を使います。しかし、敵の圧倒的な力の前にゴーストは倒され、姫野は跡形もなく消滅してしまいます。

このあまりにも突然でショッキングな展開は、『チェンソーマン』という作品の容赦のなさを読者に叩きつけました。

遺されたアキの復讐心

目の前で相棒を失った早川アキは、深い絶望と自責の念に囚われます。そして、姫野の復讐を誓い、さらなる力を求めてより危険な悪魔との契約を決意するのです。

姫野の死は、アキのキャラクターをより複雑で深みのあるものへと変化させる、重要なきっかけとなりました。

考察：マキマの正体は？3巻に隠された不気味な伏線

新幹線で撃たれても「無傷」なマキマの謎

刺客の襲撃で頭を撃ち抜かれたはずのマキマ。しかし、彼女は何事もなかったかのように立ち上がります。この時点では彼女の能力は一切不明であり、その理不尽なまでの不死性は、読者に底知れぬ不気味さを与えました。

この謎は後の巻で「支配の悪魔」の能力によるものだと明かされますが、3巻の時点では、マキマという存在が人知を超えた恐ろしいものであることを強烈に印象付けています。

デンジを支配する歪な関係

デンジはマキマに絶対的な信頼を寄せ、「犬になりたい」とまで公言します。しかし、マキマのデンジに対する態度は、どこか愛情とは違う、一方的な「支配」を感じさせます。

この歪な関係性が、今後の物語の根幹をなす重要な伏線となっています。

まとめ：物語が大きく動く！チェンソーマン3巻は必読の転換点

『チェンソーマン』3巻は、デンジの狂気的な戦闘スタイルが確立される**「永遠の悪魔編」から、主要キャラクターの死という衝撃の展開で始まる「刺客編」**まで、物語のテンションが一気に加速する重要な巻です。

• デンジの狂気と人間性のアンバランスな魅力
• 姫野の死がもたらした衝撃と悲しみ
• マキマの不気味な存在感と巧みな伏線

これらの要素が凝縮された3巻は、『チェンソーマン』の本質を理解し、今後の展開をさらに楽しむために絶対に欠かせません。この衝撃を乗り越えた先でデンジたちを何が待っているのか、ぜひ4巻以降も見届けてください。