【チェンソーマン】14巻あらすじ解説！アサとデンジの恋と世界の危機

『チェンソーマン』第2部の物語が大きく動いた最新14巻。この記事では、三鷹アサとデンジの関係が急展開する水族館デートから、世界を揺るがす「ノストラダムスの大予言」まで、14巻のあらすじと重要ポイントを徹底解説します。

新たに登場した「飢餓の悪魔」の目的とは？そして、二人の仲を引き裂く「支配の悪魔」ナユタの恐るべき力とは？物語の核心に迫る伏線と考察を交えながら、衝撃の展開を振り返ります。

第1部：予測不能な水族館デート編

すれ違う二人の思惑

物語は、戦争の悪魔ヨルの「デンジを武器にする」という目的のため、三鷹アサがデンジを水族館デートに誘う場面から始まります。完璧な計画でデンジを惚れさせようと意気込むアサ。しかし、マイペースなデンジに振り回され、計画は早々に崩壊します。思い通りにいかない状況に、「お前はつまらない人間か？」とヨルに核心を突かれ、アサのプライドは打ち砕かれます。

飢餓の悪魔の罠と「永遠の悪魔」再び

デートの最中、突如現れた「飢餓の悪魔（キガ）」と名乗る謎の少女。彼女はヨルの姉を名乗り、「アサはデンジを武器にできない」と見透かした上で、二人を水族館に閉じ込めてしまいます。

出口のない閉鎖空間を生み出したのは、かつてデンジを苦しめた「永遠の悪魔」。第1部を彷彿とさせる絶望的な状況が、読者の緊張感を一気に高めます。

極限状態で見えた素顔と新たな絆

食料が尽き、極限状態に追い込まれる中で、二人は本音を少しずつ見せ始めます。デンジは同居人ナユタの学費のために悪魔を狩っているという意外な一面を告白。一方アサは、飢えのあまり、苦手な魚介類（ヒトデ）を涙ながらに口にします。

その必死な姿を見たデンジは「お前の話は面白くねーけど、見てて面白い」と笑い、その言葉に救われたアサは、少しだけ自分に自信を取り戻します。

決着！「水族館槍」と次の約束

アサは、罪悪感を武器に変える自身の能力を逆手に取り、「水族館を丸ごと武器にする」という奇策を思いつきます。高価な水族館を武器に変えるという莫大な罪悪感から生まれた「水族館槍（アクアリウムスピア）」は、永遠の悪魔を一撃で粉砕。

無事に脱出したデンジは「またデートしよう」とアサを誘い、二人の関係は確かな一歩を踏み出しました。しかし、その様子を見ていたヨルは「なるほど、これが恋か」と呟き、デンジを武器にしようとしますが、なぜか失敗に終わります。

第2部：支配の悪魔ナユタ、襲来

おうちデートと「3つのルール」

再びデートの約束をした二人。次なる舞台はデンジの家。しかし、そこには「ドアは開けない」「冷蔵庫は開けない」「ナユタの前でイチャつかない」という3つの不穏なルールがありました。映画鑑賞中、しびれを切らしたヨルがデンジに強引にキスをした、その瞬間でした。

支配の力、発動

そこに帰宅したのは、デンジの同居人であり「支配の悪魔」の転生体であるナユタ。二人のキスを目撃したナユタは、アサを「泥棒」と呼び、その能力で彼女（の中にいるヨル）を犬に変えてしまいます。

デンジの必死の説得により、ナユタはアサを元に戻す条件として「毎日アイスを買うこと」「アサとは二度と会わないこと」を提示。デンジは受け入れるしかなく、アサの記憶は「デンジにデートをすっぽかされた」という偽りのものに書き換えられてしまいました。

第3部：ノストラダムスの大予言と世界の終わり

公安の調査と飢餓の悪魔の暗躍

物語の裏では、公安が「1999年7月に恐怖の大魔王が降臨する」というノストラダムスの大予言を極秘に調査していました。吉田ヒロフミと飢餓の悪魔の密談により、この予言が「未来の悪魔」の力によって裏付けられた、避けられない未来であることが判明します。

「根源的恐怖」の名を持つ悪魔

飢餓の悪魔は、世界の終末が近いこと、そしてその前触れとして「根源的恐怖（ルーツフィアー）」の名を持つ悪魔たちが現れることを告げます。その直後、アサとヨルの前に、ヨルですら「戦ってはだめだ」と恐怖するほどの、圧倒的な力を持つ悪魔が出現。物語は個人の関係性を超え、世界規模の恐怖へと急展開します。

まとめ：恋と絶望が加速する超重要巻！

『チェンソーマン』14巻は、アサとデンジの不器用な恋模様が描かれる一方で、ナユタの介入によってその関係が容赦なく破壊される、まさにジェットコースターのような展開でした。

さらに、「ノストラダムスの大予言」と「根源的恐怖の悪魔」という新たな脅威が登場し、物語のスケールは一気に拡大。飢餓の悪魔の真の目的、未だ正体不明の「偽チェンソーマン」など、多くの謎を残し、次巻への期待が最高潮に高まる一冊です。アサとデンジの未来、そして世界の運命から、ますます目が離せません。