【ダンダダン】10巻ネタバレ 最強カシマレイコの呪いとモモの覚醒！オカルン敗北と新宇宙人襲来の真相

龍幸伸先生が描く大人気オカルティック青春物語**『ダンダダン』**。コミックス第10巻（収録話：第77話〜第85話）は、読者を息つく暇もなく引き込む、怪異とSFバトルの激化がテーマとなっています。

前巻から登場した怪獣少女バモラの学園生活と、モモ（綾瀬桃）とオカルン（高倉健）の甘酸っぱいラブコメ要素が展開される一方、物語は史上最悪の二重の危機に突入します。

特に注目すべきは、誰も倒せない「最強の妖怪」カシマレイコの登場と、主人公たちを各個撃破で追い詰める正体不明の凶悪な新宇宙人集団です。

本記事では、この二重の絶望に直面し、ついにモモの**「モエモエ気功砲おぉ!!」が炸裂するクライマックス**までの怒涛のあらすじを詳細に解説します。読者からの熱い感想レビューと共に見どころを徹底深掘りしていきましょう。

10巻の全体像：ラブコメと最悪の危機の交差

『ダンダダン』10巻は、緊迫感あるホラーとシリアスなSFバトルの合間に、等身大の高校生らしいラブコメ要素が巧みに配置されています。

バモラの登場で加速する三角関係とラブコメ要素

10巻の幕開けは、前巻で怪獣の中から現れたバモラの高校への初登校シーンから始まります。

• バモラの目的: 人懐っこいバモラはすぐにクラスの人気者になりますが、彼女の地球に来た目的は「強い人と結婚すること」であり、自分を倒した（と勘違いしている）オカルンに結婚を宣言します。
• モモの嫉妬: この展開に、モモはオカルンがバモラとキスしたことへの嫉妬を露わにし、三角関係のラブコメ要素が加速します。

また、カシマレイコの呪いで夜間の行動が制限される中、オカルンがバモラに対し**「ジブンは綾瀬さんが好きなので」とモモへのストレートな好意を伝える名シーン**（第80話）も収録されており、二人の関係性は大きな進展を見せます。

「金の玉」の謎

一行はバモラが持つ**「金の玉」の謎についても話し合います。この玉は怪獣のコスチュームの「電池的な役割」を果たすものの、オカルンがターボババアに奪われた「玉」ではない可能性が高い**ことが示唆されます。しかし、この謎は今後の伏線となりそうです。

第一の脅威：最凶妖怪カシマレイコのえぐい精神攻撃

ラブコメの緊張感が高まる中、物語の第一の脅威として、誰も倒せない最強の妖怪カシマレイコがモモたちに襲いかかります。

「誰も倒せない」カシマレイコの正体と呪いのルール

モモとバモラが学校への近道として廃墟に侵入した際、二人は口裂け女と遭遇します。

1. 正体の判明: モモは祖母・星子から教わった呪文で一旦は撃退できたように見えますが、その正体が**「誰も倒せない」最凶の妖怪カシマレイコ**だったことが判明します。
2. 呪いの条件: モモが唱えた呪文は、カシマレイコを一時的に別の次元に飛ばしただけでした。彼女は1週間の間、モモとバモラに付きまとうことになります。
3. 絶対厳命: 星子からは、カシマレイコを避けるため、夜の10時以降は自室から絶対に出ないように厳命されます。

純粋な思いを利用した、最も恐ろしい心理的ホラー描写

カシマレイコが仕掛けてくるのは、物理的な暴力ではありません。標的の純粋な思いや感情をねじ曲げて利用する、えぐい精神的な嫌がらせです。

特にモモを追い詰めたのは、カシマレイコがオカルンの声や話し方を真似て、**「綾瀬さん好きです、会いたいです」**とモモを部屋から誘い出そうとするシーンです。

• モモは、このホラーな描写と、自分の純粋な恋心を汚されるような攻撃に苦戦します。
• 思わず部屋から出ようとしてしまうモモの姿は、読者に物理的な恐怖を超えた心理的な絶望を感じさせました。
• 読者からは、この精神攻撃の描写が「ホラー要素が強く、好み過ぎる」と高く評価されています。

この過酷な一週間を共にしたことで、モモはバモラへの疑念を解消し、信頼を深めることになります。

第二の脅威：新宇宙人集団による主要メンバー各個撃破とオカルン再敗北

カシマレイコの呪いの期間が終わった直後、物語は急速にシリアスなSFバトルへと突入し、第二の脅威が襲来します。

オカルン、アイラ、ジジへの同時襲撃と衝撃の敗北

放課後、オカルン（高倉健）、白鳥愛羅（アイラ）、そして円城寺仁（ジジ）の主要3人は、それぞれ別の場所で初めて見る**正体不明の凶悪な宇宙人（外宇宙の来訪者）**の襲撃を受けます。

• 質の異なる敵: この新たな敵は、これまでのセルポ星人などとは質が異なるダークさを持っていました。
• 圧倒的な力の差: ターボババアの力を持つオカルンたちをもってしても全く歯が立たず、圧倒的な力でリンチされ、全員が重傷を負ってしまいます。

読者からは、このシリアスで生々しい敗北の展開が「今までの戦いとは質が異なる」と大きな衝撃をもって受け止められています。

絶望の展開！オカルンが「玉」を再び奪われた理由

この襲撃の最大の衝撃は、オカルンが宇宙人たちが使用するセルポ星人の機械によって、体内に宿していたターボババアの力の一部である**「玉」を再び奪われてしまう**ことです。

• 戦力的な大ピンチ: オカルンは再び**「玉が0個」**の状態に逆戻りしてしまい、戦力的に大ピンチに陥ります。
• 物語の転換: オカルンが弱体化したことで、モモや仲間の力の重要性が増し、物語はチームとしての連携や精神的な強さへと焦点が移り変わります。

窮地を救う覚醒：モモの「モエモエ気功砲」炸裂と熱い共闘

オカルンたちが各個撃破され、戦意喪失状態に陥る中、モモもバイト先（メイド喫茶）で**「This Man」**に変装した客たちと、宇宙人による襲撃を受けます。

セルポ星人（6郎）が助っ人に！「昨日の敵は今日の友」

モモが絶体絶命の危機に陥ったその瞬間、敵が吹き飛び、なんとかつての敵**セルポ星人（6郎）**が助っ人として姿を現します。

• 裏切り疑惑: 襲撃してきた宇宙人は、この襲撃が「全てバモラのおかげ」だと告げ、バモラの裏切り疑惑が浮上します。
• 共闘の理由: セルポ星人は、襲撃してきた宇宙人が自分たちから技術やデータを奪った「外宇宙の来訪者」であることをモモに伝え、利害の一致から共闘関係が成立します。

この「昨日の敵は今日の友」という展開は、読者から「熱い！」と好意的に受け止められました。

決着！モモの言霊の力が真の「モエモエ気功砲おぉ!!」を放つ瞬間

共闘してもなお圧倒的な強さを誇る宇宙人相手に、モモは苦戦を強いられます。しかし、ここでモモは祖母・星子から教わった言霊の力を思い出し、その力を最大限に発揮します。

• 言霊の教え: 「気持ちを込めて言葉に出すことによって、不可能だと思うことだって現実にしちまう」。
• 必殺技炸裂: モモは必殺技**「モエモエ気功砲おぉ！！」**を繰り出し、襲い来る敵を一掃し、形勢を逆転させることに成功します。

モモが言霊を実践し、**真の「モエモエ気功砲」**を炸裂させた瞬間は、本巻最大のクライマックスであり、モモの精神的な成長を象徴する出来事となりました。

読者の熱い感想と10巻がもたらした物語の転換点

『ダンダダン』10巻は、ホラー、ラブコメ、SFバトルの要素が複雑に絡み合い、物語が新たな局面を迎える重要なターニングポイントとなる一冊です。

読者の主な感想・評価ポイントは以下の通りです。

• カシマレイコの恐怖: オカルンへの純粋な思いを利用する精神攻撃の描写が「ホラーが入っていて好み過ぎる」と高く評価されました。
• バトルのシリアス化: 新宇宙人による主要キャラクターの各個撃破と、オカルンの**「玉」再喪失**の展開は、「妙にシリアスで生々しく、今までの戦いとは質が異なるダークさ」があり、今後のバトルへの不安と期待を高めました。
• 共闘の熱さ: かつての敵である**セルポ星人（6郎）**が助っ人として現れ、モモと共闘する展開は「熱い」と読者を興奮させました。

10巻は、主要キャラクターたちが力を失い、圧倒的な脅威に直面することで、彼らが持つ**「言霊」や「友情」といった精神的な強さ**が試される、密度が高い内容となっています。

まとめ：怒涛の展開が凝縮された『ダンダダン10巻』の重要性

『ダンダダン』コミックス第10巻は、モモとオカルンたちが、史上最強妖怪と未知の宇宙人集団という二重の脅威に直面する、物語のスケールを大きく広げる転換点となる一冊です。

• 最強妖怪の試練: カシマレイコによる精神攻撃を乗り越えたことで、モモはバモラとの信頼関係を確立し、言霊の力を開花させました。
• オカルンの弱体化と覚醒: オカルンは「玉」を失い弱体化しましたが、これによりモモの力の重要性が増し、物語はモモとオカルンの精神的な成長と協力体制の強化へとシフトする兆しを見せています。
• 新旧の敵との関係: セルポ星人との共闘、そしてバモラの裏切り疑惑など、人間関係と勢力図が大きく塗り替えられました。

この巻を読めば、なぜ『ダンダダン』がこれほどまでに支持されるのかが理解できるでしょう。重傷を負ったオカルンたちが、外宇宙からの脅威とカシマレイコの残した爪痕にどう対峙していくのか、次巻の展開にぜひご期待ください！